after
エナメル塗料仕上げを退治
先代のご住職が傷んできたお仏像をどうしようか悩んでいたところ安価で綺麗に出来ますよって業者が来られたそうです。何とかしたいなって思っていたところに話がきたので是非お願いしますとなったとのこと。昭和50年代ころでしょうか。30年近く経過してお仏像は茶色い状態になりました。見れば一目瞭然でこれはエナメル塗料でした。施工時は綺麗な金色をしていますが年月とともに中に粉末状に入っている金色金属が錆びて茶色くなってしまいます。現在のお上人さんが「どうにかこの状態を普通に戻したい。傷みをなおしたい」とご依頼を受けました。塗料を剥がしてみると、結構きれいに彩色が施されていたのにその上から塗料で塗りたくった感じでした。できる限りもとに戻すつもりで施工させていただきました。出張洗浄よりはお高くなりましたが、傷みも塗りも全て綺麗になりましたのでお上人さんも喜んでおられました。多いので少しづつアップします。